2021年3月5日金曜日

禅と書

【禅と書】
 若州一滴文庫企画展「禅と書〜若狭の系譜〜」に行ってきました。若狭に関係する禅師の墨跡が展示されていました。どれも一度は見たことのある墨跡でしたが、今回は、儀山善来氏を中心に展示されていたと思いました。さらに、パンフレットにもあるように、西田幾多郎と鈴木大拙という近代日本の思想をけん引した2人と若狭の禅師とのかかわりを念頭にに展示されていました。日本近代の思想の礎は若狭の禅師が培ったといっても過言ではありません。このあたりは、個人的にも大変関心があるところです。


 話は少し変わりますが、先日、「鈴木大拙未公開書簡」禅文化研究所:刊を古本で購入しました。その中にも、西田幾多郎さんが京都での参禅についてふれている部分がありました。ご承知のように、西田さんは、雪門、滴水、広州各禅師、そして、宗補禅師に参禅されています。また、鈴木大拙さんが、釈宗演氏に参禅されていたことは有名です。雪門氏には、2人とも参禅しておられます。
「鈴木大拙未公開書簡」禅文化研究所:刊については、別に機会に紹介したいと思います。
 なお、展示を見た後で、図書室で水上さんの蔵書を拝見しましたが、改めて内容の素晴らしさに感動しました。特に、虎関宗補さんについての資料を探していました。1日中、そこにいたいと思うほどでした。また、訪ねたいと思います。


 話はコロコロ変わりますが、「鈴木大拙未公開書簡」を注文した頃、釈宗演さんについて調べていて、その関係で三原堂の塩せんべいが食べたくなったので、通販で買いました。久しぶりでおいしかったです。

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