2021年6月11日金曜日

伊能忠敬

 【伊能忠敬】 「サライ 盛夏特大号」小学館:刊

 大特集「世界を驚かせた『大日本沿岸輿地全図』完成から200年」 55歳からの挑戦 伊能忠敬が見たニッポンの絶景

 特集もさることながら、付録に「伊能レジャーシート〜東海道・富士山周辺〜」がついていたことから、即購入しました。伊能忠敬さんは本当すごい。精力的である。49歳で隠居、50歳で天文学者に入門、そして、55歳から日本中の測量をはじめ、70歳までの間、15年間にわたり日本全国を測量してまわったのですから。詳しくは、略年表を下に載せましたので参考にしてみてください。たぶん当時の平均寿命をこえてからの大事業、退職したものとしては、少しはずかしいような気がします。リタイヤとか余生といわれますが、人生100年と言われる時代には、不似合いです。第2の人生と言われてずいぶん経ちますが、自分も何か目標を持って生きなければと思います。1度の長さがどれだけになるのか?そこから始まったということにもロマンが感じられます。好奇心というのは、いくつになっても必要なのですね。

 ちなみに、伊能忠敬さんが高浜町に測量に来られたのは1806年といわれています。つまり、第5次測量期です。このときは、1805年から1806年にかけて、畿内〜紀伊半島〜中国地方を測量しています。そのときから、公費による測量となりました。

 日引地区の潮富荘さんのホームページから転載。日引には1806年9月17日に訪れておられます。


 特集の題名にもあるとおり、『大日本沿岸輿地全図』が上呈されて200年の年。文政4年7月10日(1821年8月7日)に幕府に上呈しました。伊能忠敬研究会でも記念行事等が予定されているようです。ほかにも講演会や企画展示等があれば、是非参加したものです。といっても、時節柄リモートが多いのでしょうが。コロナ禍でなければ、いろいろと訪ねるのもおもしろいのですが。

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