2021年6月27日日曜日

ちばてつや追想短編集

 【今日の1冊】「ちばてつや追想短編集」ちばてつや:著 ビッグコミックススペシャル:刊



 ちばてつやっさんの23年ぶりの短編集だそうです。先生は、ビッグコミックで『ひねもすのたり日記』を連載中で、本になった4冊はすべて持っています。この本の内容を紹介すると、

「家路 1945-2003」・・・満州引き揚げをえがいた作品。

「赤い虫」・・・漫画家デビュー時の謎の体調不良に日々を描いた作品。

「トモガキ」・・・トキワ荘グループとの交流のきっかけとなった事件を描いた作品。

「グレてつ」・・・「のたり松太郎」という作品の誕生秘話を描いた作品。

 特に、トキワ荘グループとの交流のきっかけとなった事件を描いた作品「トモガキ」は、昭和の漫画史を語る上でも、大変貴重な作品と言えるのではないでしょうか。(おおげさかな?)「家路」は、前に読んだことがあるが、引き揚げの記録としても貴重であると思う。本当にいろいろな作品を描いてこられたのだなあと感心してしまう。最近、ちばさんの作品が本棚にふえている気がする。


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