
土曜日ごとに調べることを通して、遂に別名義、つまり作家の本名をさがしあてる。そして、「篠山有紀」のサイン会に行き、確かめることになる。このあたりがとてもおもしろい。
もう一人いじめられている子に藤田さん(名前?)という子がいる。彼女はいじめグループにいやといえず小野さんをいじめている。その彼女が2人の交際がみんなにしれたあと、合唱曲をクラスのみんながふたりに歌わせようとするとき、いっしょに歌うシーンがあるそのことがきっかけでみんなが気づき出すあたりはできすぎな感じもあるが、でも、こうなるといいなあとも思う。しかし、この話にでてくる担任の先生はいつもトラブルがおこりそうなときにいない。全然気づいてもいない。作者は、学校の先生、実態として多いのでしょうか。高学年から中学生に読ませるといいかも知れない。謎解きと同時に2人の関係がどんどん深くなっていくところがいいです。この続きも知りたい気もします。
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