2018年1月28日日曜日

釈宗演講演会

日時 1月27日(土)13:30〜
会場 若州一滴文庫
演題 「百年忌 一滴文庫から釈宗演禅師を仰ぐ」
講師 永江 寿夫 氏

 高浜町からの参加者も多かったようです。「よう」というのは、よく知らないけれど、高浜町の方と親しく話されているのでそう思うわけです。いずれにしても、高浜からの参加者が多いことはよいことです。
 そんなことはどうでもいいのですが、講演会は話が多岐にわたり、様々な観点から釈宗演について考えることができる内容でした。仏教や臨済宗のことについてはほとんど知識がないのですが、儀山さん、越渓さん、虎関さん、宗演さんとつながっていったり、当時の政治家、文化人などにつながっていったりする関係を網のように結んでいくと、釈宗演が明治という時代にとってなくてはならない人であるといえます。もっというと、明治の時代、若狭から出た臨済宗の名僧たちが明治時代を根底から支えていたことが実感できます。もちろん、その関わり方は多岐にわたり、直接間接様々でしょうが、そんな風に見ていくと大変面白いように思います。虎関さんを調べた時にも、西田幾多郎さんの名前が出てきましたから。個人的には、今、夏目漱石に関する本を読んでいる。夏目漱石にとっての釈宗演の位置づけについても、その中で明らかになると面白いと思ってる。あわせて、明治と禅宗の関係についても調べてみたい。根底で支えたとして、どの程度のものか、それはどのように評価できるのかなど、くわしく調べてみたい。そんな刺激をもらった講演会でした。

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