2020年7月27日月曜日

津久井やまゆり園事件の報道をきいて「雑感」

「津久井やまゆり園事件」から4年が経ちました。本件については、今年3月に判決が確定しています。しかし、被告の凶行の動機と原因・背景を解明できていないことで遺族や被害者家族にとっては残念な判決であるといわれています。
 この事件の背景には、「優生的想念」や「障害者ヘイト」があるといわれている。障害者を劣者と見て減滅させよう、意思疎通のできない障害者は周囲を不幸にするなどを考えることである。現に、被告は、被害者を襲うときに、会話ができるかどうかを選別したとされています。
 ところで、この事件で、私が関心を持つのは、この事件が、元職員によって障害者施設の現場で引き起こされたということです。被告は、就職当初から「優性的想念」や「障害者ヘイト」を持っていたわけではないだろうと考えます。しかし、職場で先輩や同僚の利用者への対応を見るうちに、このような考えをもつにいたったのではないのかと考えられます(それだけではないかも知れませんが)。
 福祉に係わる人(福祉人)は、福祉の現場で育つはずですが、その現場で全く逆の人を生んでしまったという事実が深刻です。十分に新人教育ができない状況があるということことになります。障害者施設の現場のみならず、特別支援教育の現場では、「意思疎通のできない重度障害者などいない」ということは絶えず確認しているはずですが、人手不足や過重な労働などが蓄積・慢性化している現場の実態が背景にあり、このような事態を生んだとは考えられないでしょうか。
 これは、教育の現場にも共通しているのではないでしょうか。本来、「教師」も教育の現場で育つはずです。教育の現場でしか育たないはずです。先輩と話し合ったり、疑問をぶつけ合ったりする機会が希薄になっていないかと不安です。この事件の背景と同じような実態が教育現場にもないかと心配です。この事件についてのニュースを聞いて、こんなことを考えました。

 昨日、高島地域の店を訪ねました。昼食に「パラディソ」、コーヒータイムに「ルヴァン」です。どちらも景色がいい店として有名です。その他にはどこも寄らず、そこだけを訪ねました。それ以外の3日は、ほとんど家にいました。ちょっとだけ気晴らしです。どちらもいい店でした。




 前菜です。
 ルヴァンの写真はありません。

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