2012年1月23日月曜日

掃除サボリの教育学

【今日の本】
「新版 掃除サボリの教育学 〜たかが掃除 されど掃除〜」家本芳郎:著 池田 修:監修 学事出版:刊
 1988年に出版された本の再版である。同じく「忘れものの教育学」という本も、1989年に出版されていた。実は2冊とも持っているのであるが、新版ということ、そして、なによりも子どもたちが掃除をまじめにしなくなったことから、なにかよい策がないかと思い、書店で見つけて、思わず買ってしまった。
 本は少しだけ大きくなり、薄くなったため、すぐに読むことができる。内容については、旧版と同様で、あまり参考にならなかったというのが感想である。指導の基本的な考え方が書いているわけだが、具体的な取り組みは中学校の取り組みであることもあり、あまり参考にならない。管理教育に対する批判が中心か。「日常罰」を見直すということ、「シール教育」も日常罰であるという指摘はそのとおりである。罰を与えず、いかに自主的に取り組ませるかということが中心の内容である。
 しかし、考えてみると、そんな古い本がかなりあるわけだが、本当にそろそろ整理しないといけない。古典ともいえるようないい本もあるが、さすがに20〜30年前となると、残しておいても仕方ないかなあ。でも、いざとなると捨てられないものなんだなあ。右の写真の本棚が主に古い本が置いてある本棚。また、この3〜4倍はある。雑誌もなかなか捨てられない。かといって、教育書は「BOOK OFF」も引き取ってくれないしなあ。資源回収に出すしかないかなあ。

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