2020年8月26日水曜日

ぼくの村は美しい国

【今日の本】
「ぼくの村は美しい国 竜太の日記」岡林信康:著・絵
                 ランダムハウス講談社:刊



 アーティストによる絵本シリーズ⑤、シンガーソングライター 岡林信康の描いた絵本である。なんと絵もご自身によるものであった。絵は大変親しみやすい物であった。
 内容は、竜太一家とその友だち、そして村の1年を描いたものである。どこにでもあったような田舎の1年である。狸を育てて一儲けしようとしていたおじいさんの話がおもしろい。
 ご承知の方もあると思うが、岡林信康氏は、1972年から76年まで京都府綾部市栃村老富に居を構えていた。上林小学校の校歌は彼の作である。この絵本に描かれているのは、このときの体験が元になっているのであろう。


 
 改めて、綾部時代の岡林信康氏について興味がわき、この絵本を購入した。そのきっかけになったのは、「驚きの地方再生『限界集落が超☆元気になった理由』」という本を読んだことである。老富地区の紹介の中に、曲「橋 〜 ”実録” 仁義なき寄合い〜」とともに、当時のエピソードが紹介されていたからである。その関係で「村日記」岡林信康:著 講談社:刊 という本も購入し現在購読中である。また、「橋 〜 ”実録” 仁義なき寄合い〜」も聴いてみたいと思っていたら、アマゾンミュージックにLP「うつし絵」がおさめられており、「村日記」とともに聴くこともできた。当時は、演歌にはまっていたころなので、音頭調である。こんな古い曲が聴けるなんて、驚きである。
 ということで、1冊の本がきっかけで現在は、岡林信康にはまっているのである。





 ※この橋なんでしょうか?是非、行ってみたい。

0 件のコメント: