2021年1月17日日曜日

戦争と日本

 【今日の1冊】

「戦争と日本 ー敗走記ー」水木しげる:著 リイド社:刊


 コンビニで立ち読みをして、購入してしまいました。敗走記をはじめとする12編の戦争マンガが収録されています。水木先生の戦争マンガは他にもたくさん読んだことがありますが、どれを読んでも「一体戦争って何なんだろう」「日本兵隊は何のために闘ったんだろう」「誰と闘ったんだろう」と疑問に思うことが多いです。もちろん、これだけがすべてではなく、こういう一面もあったのだととらえることも必要だとは思いますが、もし、こんなことで、こんなふうに尊い命が失われたとすると残念で仕方がない。すべてフィクションと言うことでもないでしょう。戦争についてはさまざまな立場や思想の方がおられるので、評価が分かれる面もあると思うが、戦争というものを多角的にとらえる点からは参考になるのではないでしょうか。いずれにしても、戦争というものがいかに馬鹿げているか、無意味なものであるということ、そして、2度と起こしてはならないということを後世に伝えることが大切であると改めて考えさせられた作品であった。それは、今、戦争孤児の本を読んでいるからかも知れない。こちらの本については、後日、読んだ後にまとめたい。

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