2021年7月22日木曜日

横井庄一さん

【今日の1冊】「よこいしょういちさん」かめやまえいこ:文・絵

 横井さんも「引揚」である。敗戦後28年間もグアム島で生活していた横井さんが帰国したのは1972年のことでした。「はずかしながら、生きながらえて帰ってまいりました」という言葉は、当時中学生の私もよく覚えている。戦後75年以上が経過し、戦争を知らない世代が大半を占める今、戦争体験を伝えることは重要である。この本には、その橋渡しの役割を果たすことを期待する。

 作者の「かめやまえいこ」さんは、横井さん帰国後の1973年である。この方も橋渡しの役割を果たしていると思う。私たちもそうありたいと思う。

 「この次は 戦なき世に 生まれてきて 父母子等と 夕餉を囲むこと」これは辞世の言葉でしょうか。

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