2011年7月3日日曜日

吉越式クラウド仕事術


【今日の本】「吉越式 クラウド仕事術」吉越浩一郎:著 アスキーメディアワークス:刊
 夕方、本屋に立ち寄って衝動買いした本。これくらいの時間で読めるなら、2日ほど立ち読みすれば読めるか。なら、買うこともないような気もするが、まあ、吉越さんのファンなので。そして、きっとEVENOTEやG-mailの新しい使い方の参考になるかなあと思って。とりあえず、気になったところを書き留めておくと。
①G-mailやMacは仕事に使えないという人について、『「使えない」と言っている人のほとんどは「使えない」のではなく「知らない」だけだ。』 → そうなんだと思う。いまだにMacは使いにくいと信じている人やPCならAndroidだと思い込んでいる人も多いように思う。
②いただいたメールの末尾が@gmail.comになっていると、「おお、やるなあ」と思うことが多い。 → Gメールのよさはもっともっとみんなに知ってほしいと思う。
③EVENOTEでは「ウェブクリッパー」が便利。 → ウェブのアドレスをコピーしても、新聞記事などは更新されていて読めないこともあるが、これならスクラップブックと同じに使えて便利。スマートフォンの人は、いやパソコンを使っている人は是非導入しましょう。ほかにも、便利は機能があります。

最後はお得意の仕事術の話。
④部下をやたらに飲みに誘う上司で仕事のできる人間はいない。できる上司は部下を「子分」にしたりしないものだ。自信のない人ほど、人を誘いたがり、誘われるとついていきたがる。会社の中で一匹狼として、生きていく強さを持つべきである。
⑤「ホウレンソウ」で出世した人はいない。報告のための作業は仕事ではない。本来やるべきはその仕事を高いクオリティで早く完成することなのだ。
⑥社内で「パワポ」を使う会社はじきにつぶれる。「報告」の準備は「何の報告か」と「結果」、企画書なら「問題点はなにか」「解決するために、いつまでに何をするか」の2点のみ。これならA41枚で足りる。本来2ページですむものをごていねいにパワポで作ったりすると、その報告書の問題点をカバーしてしまい、問題点が見えにくくなる。「パワポでごまかすことになり」、「ぼんやりと責任を分け合ったような気分になる」これが危険。
⑦会議で「報告」と「議論」をしてはならない。会議は仕事上でもっとも大切な「判断」の場である。 → ううん、頭が痛い指摘。
⑧「ブレスト」なんか今すぐ止めろ。やたりに「ブレスト」をしたがる人に優秀な人はいない。本来ならひとりで判断できるからだ。 → 最近のこの点を強く感じることがあったので、長々と引用しておく。
『当たり前である「決定権」を持った人がいないからである。あるいは、実は「決定しなければならない立場」にあるにもかかわらず、自信と能力がないために「みんなの意見を聞きたい」と言って関係者らしきメンバーを招集してしまうのだ。そこで、繰り広げられるのは、いったいいつ終わるのかもわからないような「ワイワイガヤガヤ」である。』 → そもそも「ブレーンストーミング」は結論を出さないことが鉄則ですよね。最終的な判断はトップが行う。そのトップからおまえに任せると言われた人は自分判断しなければならない。複数担当制の問題も同じである。みんなでみんなでといいつつ、要は、後で自分だけ責められたり、自分だけで責任を取るのがいやなだけのように思える。遅くまで会議や打ち合わせをして、身体をこわしたのではどうしようもない。おっと、このあたりにしておこう。ところで、この本の帯もよくできているなあ。

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