2011年7月22日金曜日

一つの花 まとめ3

 実践のまとめをする、実践記録を書く、実践記録にまとめるとはどういうことなんだろう。

「教育実践記録論 坂元忠芳:著 あゆみ出版:刊」たとえば、こんな本があります。1980年に買った本です。当時でも教育実践には、第三者が写真やテープなどを使ってまとめるものもありましたが、この本が問題にしている実践記録とは、『教師自身が書きことばを使って自己の実践を対象化したもの。「教師の生活記録」としての実践記録』です。当たり前ですが、当時はまだ教師をめざしてはいたものの教師ではありませんでしたので、教育実践とは何かというようなことを学ぶために読んだのだと記憶しています。学生ですので偉そうな感じですが。
 この本で取り上げる実践の特徴は、教師自身が、記録をとおして自己の教師としてのあり方をも対象としてるところです。教師自身の気づき、教師の学び、教師自身の変容、子どもにはたらきかける教師自身の思いとそのはたらきかけとその結果の事実を記述するのだそうです。
 こうした実践を書くためには、記録の「素材」が必要です。例えば、それは先生のノートなんだと思います。これは、あえて見なかったのですが、多分授業の前に書く部分が多かったのではないかと思います。そこに、子どもの動きや感想も書いておくといいのだと思います。その他、感想などをまとめたものや授業記録のデータなどもあります。授業中のワークシートなどもよいものは一部残しておくと参考になります。今回のまとめには、ほとんど役に立たない内容かも知れませんが、いずれにしても、教師自身や教師自身の指導を対象にしない実践のまとめ・記録はないということが重要です。是非、業務的な報告とは別に個人的にまとめておかれることをお勧めします。なお、子どもや保護者の感想、帯のデータなどは印刷物しか渡してないので、データも送っておきます。といっても、学校のパソコンに入っているので、明日学校から送信となります。

【学習活動の感想】
 こういうことを先に書いたのは、ネタがなかったからでして、子どもたちに書かせた「学習活動の感想」をどのようなものだったかわからないからです。まとめてあれば(まとめてなくても)見せてください。本の帯づくりの感想はまとめをする上で重要です。



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