2011年7月15日金曜日

一つの花 まとめ1

【親子読書ー保護者の感想】
 これはほんとうによかった。たくさんの方に書いていただいた。そして、内容もよかった。保護者の意見を受け止めて感想を書いている児童が少なからずいたこともよかった。なかには、家庭で親子での会話が生まれていたかも知れない。そんなことを考えるとワクワクしてしまう。
 これが可能なら、できたなら、たとえば、授業参観日などに保護者も参加して授業ができるかも知れない。以前、少人数の学校で1度だけやったことがあるが、グループに入ってもらって話し合えたらきっと読みは深まるだろうなあ。保護者にとっても、ただ見ているだけより楽しいのではないか。子どもたち同士よりも「聴きたい」という気持ちも増し、より意欲的なものになるのではないか。その可能性を探ってみたのですが、思ったより反応がよくてうれしかったです。
 こういうのを子どもたちに読ませることも大切だと思いました。

【本の帯】
 終わりの感想とどの程度リンクしているかを検証する必要がありますが、ほぼ完成したようで全部読むのが楽しみです。これは、「引用」と「要約」の学習と思うのですが、「引用」ではいまのところ、「一つだけちょうだい」の口ぐせ、お父さんの最後の言葉のあたりが多いようです。ここは比較的うまくできました。「要約」には、少し苦戦していたようです。授業に入って子どもと話していると、「要約」や「あらすじ」の書き方がわからないようでした。それだけではないかも知れませんが。このあたりは、やはり指導が必要ではないでしょうか。どうやってあらすじを書くのか、あらすじって何?と。自分自身もくわしくは説明できませんが、自分なりに教えておきました。同じようなことは、今回授業を見ていて、何度か感じました、教えるべきことはきちんと教えることの大切さとでも言いましょうか。考えてごらんだけではできないことが多いと。はじめー中ー終わりを簡単に書くとか、初めのゆみ子と後のゆみ子の成長ぶりを書くとか。具体的に教えないと書けないと。
 そんなことを考えていたら、ふと昔聴いた「大村はま」さんの講演を思い出しました。「戦後の国語教育の最大の失敗は、教えない先生が増えたということです。」2002年の講演ですが、大村さんの口から戦後の・・・という指摘があるところが大変意外だったと覚えています。大村さんが言うからとても説得力があるといえます。説教みたいと思わずにきいてみると参考になるかなあ。データどこにあったかな。本にもなっていますが。講演の一部なので10分くらいです。

 感想文や帯をデータ化して、実践をまとめておくと、今後の参考になると思います。実践を報告しなければならないようですが、それまでにいろいろとしなければならないことがあるようです。これについては、また今度。とにかく何日ぶりかなあ?少し余裕ができつつあります。
 

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